お友達の長男タクがナント!
法務省から表彰される事になりました!
とっても良い作文なので紹介したいと思います・・・
読んで感動しました。
☆:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:☆
「心の救助隊」 栃尾小学校6年 ○○ ○
「チェーンソーをもって、ヘリポートまで来てくれ。」
一本の電話がかかってきて、じいちゃんは身じたくをしました。
チェーンソーをもち、くつにアイゼンをつけて、救助用のヘルメットを
かぶりました。
ぼくのじいちゃんは、北飛山岳救助隊の隊長でした。
今でも、頼まれると、遭難者の救助の応援にかけつけます。
まだ、雪が氷となって厚く残る冬山では、チェーンソーが欠かせません。
その氷を切って、スコップでどけながら、遭難者をさがすのだそうです。
残念なことに、この日の救助は間にあわず遭難したかたは亡くなっていた
そうです。
「あそこは、よく雪崩がおきる所やで、あんな所へ行ったんでは、雪崩に
巻きこまれる。なんであんな所へ行ったんだ。」と、じいちゃんは、ひとり
言をくり返していました。
生命のあるうちに助けたかったんだと思います。そのくやしい気持ちが伝わ
ってきて、つらい気持ちになりました。
冬山で遭難した場合、ヘリコプターは視界がとざされ、危険なため使えま
せん。
だから、冬山での救助は、歩いて探すほかありません。その人の通ったと
思われるルートをたどって、吹雪の中を30人もの救助隊が、歩き回って探すの
です。
ぼくには、自分が危険をおかしてまで、人を助けに行こうとする気持ちが、
正直言って分かりません。
家族が遭難しているのならともかく、そこにいるのは、まったく見ず知らずの
人なのですから。
じいちゃんに、「なんでそこまでして助けるの。」と聞いた
ら、「地元の山に登りに来た人が遭難したら、地元の救助隊ですぐにかけ
つける、それが地元のほこり。
知らん顔はしておれん。」と言いながら、一枚のメモを見せてくれました。
『月曜から遭難して、今日は水曜。お母さん、ごめんなさい・・・。
助かるようがんばるけど、雨と寒さがとてもつらい。
今日は元気だけど、この先わからない・・。
もしもの時は、お母さん、今までありがとう。
あなたの息子でよかった。』
だから・・だから一刻でも早く、救助に向かわなければならないと、
じいちゃんは言いました。
このメモを残した方は、遭難から9日目に北アルプス外ヶ谷で発見され
ましたが、すでに亡くなっていました。
その方のポケットに入っていたメモにそう書かれていたのです。
冬山の遭難は一刻を争う、一人でも多く助けられたらこんなにうれしい事は
ない、そう語るじいちゃんはいつもと少しちがって、隊長の顔になっていました。
救助隊が生命がけでも、救える生命は本当に少しで、救助が間にあわず、
冷たくなった体を背おって、じいちゃんは何度も山から、下りてきたそうです。
じいちゃんの助けようとした生命は、重たかっただろうなぁ。
今、日本では、信じられないような事件が毎日のように起きています。
家族や、何の罪のない人の生命を、意味もなくうばうなんて、あまりにも人の
生命が軽すぎます。
都会で、人がたくさんいるのに、まるで迷子になって遭難しているように感じ
ます。
心の遭難のようです。山には山の救助隊があるように心にも救助隊が必要なの
かもしれません。山の救助隊は専門家しかなれませんが、心の救助隊は、いつ
でも、だれでも、どこでもなれると思います。
ぼく達の通う栃尾小学校では、『心をつなぐ』を合い言葉に、相手の目を
見て話を聞くこと、人につながって話すことを大切にしています。
また学級では、一日に一回はだれもに話しかけるようにしています。
ぼくも学級長として、進んで声をかけています。女子には少し照れくさかった
けど、一日にひと声をかけることを続けていたら、楽に話せるようになってき
ました。
ただそれだけのことで、心はつながっていくようです。
全校93人の小さな学校ですが、だからこそこのことをずっと続けて、きずなを
深めていきたいです。そうすれば、心の遭難者はうまれないはずです。
ぼくも大人になったら、じいちゃんのように、救助隊に入りたいと思うけど、
心の救助隊でもありたいと思います。
みなさん、心がつかれてきたら、北アルプスに来てください。西穂高に焼岳、
てっぺんまで登って風にふかれた時の気持ちは、言葉にできないくらい最高です。
自然が大きすぎて、自分も人もアリんこのようにとてもちっぽけに思えます。
でも精一杯生きているって実感できる場所です。ぜひ来てください。
☆:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:☆
どうでしたか?
心に響く良い作文です。
都会に居る時はテレビの中だけの話だったけど奥飛騨に来てからは
とっても身近になりました。
救助に行っても無事帰って来るまでは安心出来ないし。
家族が救助隊だと気持はもっと違うでしょうね・・・
HIROもこんな風に思える子に育って欲しいな。。。
家庭環境も心の成長には大切な事だね。
タク本当におめでとう
東京での表彰式にお父さんと校長先生が付き添いで行くそうです。
私は舞い上がったお父さんがチョイ心配ですよ^^
法務省から表彰される事になりました!
とっても良い作文なので紹介したいと思います・・・
読んで感動しました。
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「心の救助隊」 栃尾小学校6年 ○○ ○
「チェーンソーをもって、ヘリポートまで来てくれ。」
一本の電話がかかってきて、じいちゃんは身じたくをしました。
チェーンソーをもち、くつにアイゼンをつけて、救助用のヘルメットを
かぶりました。
ぼくのじいちゃんは、北飛山岳救助隊の隊長でした。
今でも、頼まれると、遭難者の救助の応援にかけつけます。
まだ、雪が氷となって厚く残る冬山では、チェーンソーが欠かせません。
その氷を切って、スコップでどけながら、遭難者をさがすのだそうです。
残念なことに、この日の救助は間にあわず遭難したかたは亡くなっていた
そうです。
「あそこは、よく雪崩がおきる所やで、あんな所へ行ったんでは、雪崩に
巻きこまれる。なんであんな所へ行ったんだ。」と、じいちゃんは、ひとり
言をくり返していました。
生命のあるうちに助けたかったんだと思います。そのくやしい気持ちが伝わ
ってきて、つらい気持ちになりました。
冬山で遭難した場合、ヘリコプターは視界がとざされ、危険なため使えま
せん。
だから、冬山での救助は、歩いて探すほかありません。その人の通ったと
思われるルートをたどって、吹雪の中を30人もの救助隊が、歩き回って探すの
です。
ぼくには、自分が危険をおかしてまで、人を助けに行こうとする気持ちが、
正直言って分かりません。
家族が遭難しているのならともかく、そこにいるのは、まったく見ず知らずの
人なのですから。
じいちゃんに、「なんでそこまでして助けるの。」と聞いた
ら、「地元の山に登りに来た人が遭難したら、地元の救助隊ですぐにかけ
つける、それが地元のほこり。
知らん顔はしておれん。」と言いながら、一枚のメモを見せてくれました。
『月曜から遭難して、今日は水曜。お母さん、ごめんなさい・・・。
助かるようがんばるけど、雨と寒さがとてもつらい。
今日は元気だけど、この先わからない・・。
もしもの時は、お母さん、今までありがとう。
あなたの息子でよかった。』
だから・・だから一刻でも早く、救助に向かわなければならないと、
じいちゃんは言いました。
このメモを残した方は、遭難から9日目に北アルプス外ヶ谷で発見され
ましたが、すでに亡くなっていました。
その方のポケットに入っていたメモにそう書かれていたのです。
冬山の遭難は一刻を争う、一人でも多く助けられたらこんなにうれしい事は
ない、そう語るじいちゃんはいつもと少しちがって、隊長の顔になっていました。
救助隊が生命がけでも、救える生命は本当に少しで、救助が間にあわず、
冷たくなった体を背おって、じいちゃんは何度も山から、下りてきたそうです。
じいちゃんの助けようとした生命は、重たかっただろうなぁ。
今、日本では、信じられないような事件が毎日のように起きています。
家族や、何の罪のない人の生命を、意味もなくうばうなんて、あまりにも人の
生命が軽すぎます。
都会で、人がたくさんいるのに、まるで迷子になって遭難しているように感じ
ます。
心の遭難のようです。山には山の救助隊があるように心にも救助隊が必要なの
かもしれません。山の救助隊は専門家しかなれませんが、心の救助隊は、いつ
でも、だれでも、どこでもなれると思います。
ぼく達の通う栃尾小学校では、『心をつなぐ』を合い言葉に、相手の目を
見て話を聞くこと、人につながって話すことを大切にしています。
また学級では、一日に一回はだれもに話しかけるようにしています。
ぼくも学級長として、進んで声をかけています。女子には少し照れくさかった
けど、一日にひと声をかけることを続けていたら、楽に話せるようになってき
ました。
ただそれだけのことで、心はつながっていくようです。
全校93人の小さな学校ですが、だからこそこのことをずっと続けて、きずなを
深めていきたいです。そうすれば、心の遭難者はうまれないはずです。
ぼくも大人になったら、じいちゃんのように、救助隊に入りたいと思うけど、
心の救助隊でもありたいと思います。
みなさん、心がつかれてきたら、北アルプスに来てください。西穂高に焼岳、
てっぺんまで登って風にふかれた時の気持ちは、言葉にできないくらい最高です。
自然が大きすぎて、自分も人もアリんこのようにとてもちっぽけに思えます。
でも精一杯生きているって実感できる場所です。ぜひ来てください。
☆:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:☆
どうでしたか?
心に響く良い作文です。
都会に居る時はテレビの中だけの話だったけど奥飛騨に来てからは
とっても身近になりました。
救助に行っても無事帰って来るまでは安心出来ないし。
家族が救助隊だと気持はもっと違うでしょうね・・・
HIROもこんな風に思える子に育って欲しいな。。。
家庭環境も心の成長には大切な事だね。
タク本当におめでとう
東京での表彰式にお父さんと校長先生が付き添いで行くそうです。
私は舞い上がったお父さんがチョイ心配ですよ^^
機会があったらまた購入させていただきます!
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